名古屋高判 退去強制令書発付処分等取消請求控訴事件

退令発付処分, 不法残留, 不法就労, 資格外活動, 再婚禁止期間, 出入国管理及び難民認定法 裁判所
名古屋高判 平成28年 3月 2日(PDF)

判旨: 中国人女性に対する退去強制令書発付処分等の取消請求について、当局が退去強制手続に踏み切るより以前に同人と日本人男性との間に安定かつ成熟した婚姻関係が成立していたことや、同人を中国へ帰国させることによる夫妻の不利益が大きいこと等からすると、同人の異議申出に理由がないとした入国管理局長の裁決は、同人の悪性のみを殊更強く問題視する一方で、上記のような同人の生活実態等を踏まえないでされたものであって、基礎となる事実の評価が明白に合理性を欠くことにより、その判断が社会通念に照らし著しく妥当性を欠くことが明らかであるから、裁量権の範囲を逸脱又は濫用した違法性があり、また、上記裁決を前提とした退去強制令書の発付処分も違法である。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加