経団連 「豊かで活力ある日本」の再生- Innovation & Globalization -

人口, 経団連
「豊かで活力ある日本」の再生- Innovation & Globalization -

 本ビジョンでは、「2030年までに目指すべき(2020年代に実現すべき)国家像」を実現する政策課題のひとつとして、「人口 1億人を維持し、魅力ある都市・地域を形成する」を掲げる。

 個別の政策課題として、(1)「外国人材の活躍」を掲げ、「世界における外国人材の獲得競争に劣後しないよう」にするために、「日本型移民政策(経済・社会の変化や時代のニーズに適合した受入れ・定住の体制の整備)を進めることで、意欲と能力のある外国人材に「選ばれる」国を目指すべきである」とし、(2)「政府は、高度人材については一層積極的に受け入れ、永住も含めた長期滞在を促進する方策を早急に講ずべきであ」り、「専門的・技能人材と認められてこなかった分野の人材についても、より広い門戸を開く必要がある」とする。

 まぁ、おっしゃることはよく分かるし、やる意義がないとまではいわないが・・・現場で事務処理に当たっている立場からは、分かってないなというか、かなりズレていてこんな認識で大丈夫だろうかと心配になる。たしかに、単純労働者の受入については当てはまりそうな面が少なくはない。しかし、「高度人材」については、こういう政策をとったからといってわが国が「選ばれる」ことはまずないと思う。「高度人材」は企業が提供する「好待遇」を求めているのであって、入国在留審査関係の特典などにはあまり関心をもっていない。苛烈な国際競争に勝って「高度人材」を確保したいなら、賃金・人事処遇制度のドラスチックな改革がまず求められる。好待遇を期待することができるのであれば、ビザの手続に少々の困難があろうとも、彼らは必ずやって来る。お上がどうのこうのというのではなくて、民間の努力がほとんどすべてということだと思う。


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